ツボゲッチューりらく屋 の日記
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打撲 捻挫 肉離れ 骨折 脱臼をしたときに
2011.05.23
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打撲、捻挫、肉離れなど怪我に対する共通の応急処置としてRICE処置があります。
●痛みを和らげる
●内出血や腫れを防ぐ
●怪我をした部分の悪化を防ぐ
ために行います。
“RICE”とは
●R:REST=安静
●I:ICE=冷却
●C:COMPRESSION=圧迫
●E:ELEVATION=高挙
です。
安静は運動の中断です。
血流を抑えて内出血や炎症の悪化を防ぎます。
「冷却」は実施時期が早ければ早いほど効果があります。
冷やしすぎないように、気持ちよく感じる程度の冷却を10分~20分行います。
圧迫は腫れを防ぐために行いますが、強すぎないよう注意が必要です。
難しければ行わなくても良いでしょう。
高挙は患部を心臓より高くします。
出血を抑える効果があります。
特に「安静」と「高挙」は特別な道具や知識がなくても簡単に出来ますからまず実践しましょう。
これらの適切な処置を行っても「飲酒」「入浴」などを行うと血行がよくなりRICE効果が減少しますので控えましょう。
具体例
田中さんという50代の女性が左足を捻挫しました。
動かしたり、歩いたりは出来ますがパンパンに腫れてとても痛みます。
「少なくとも二時間は左足だけを心臓よりも上に上げて安静にして。あれば一応ひんやりするシップを張って。」
と健康教室の先生から聞いた田中さんはそれから夜じゅう捻挫した左足を机の上に乗せたまま寝ました。
18時間上げっぱなしで、次の日には正座が出来、3日後の健康教室では体操ができました。
中高年が足首の捻挫をすると、下手したら1年以上かかります。
手足の捻挫は心臓より上に上げるだけで下手な医師にかかるより早く良く治るといえそうですね。
※一例です。
RICEは治療ではなく応急処置なので痛みや違和感が引かなければ医師の診察を受けましょう。
参考文献
からだ・健康・スポーツ サンウェイ出版
誰にでもできる和尚さんの健康法 樺島勝徳
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ショウガ湿布(捻挫の手当てには温めずに使います)Tags:#ねんざ #RAICE #応急処置